家庭内でヘマをやらかして、奥さんのご機嫌を損ねちゃったあなた。
ジュエリーでもプレゼントして
許してもらうかあ・・・
はい、奥さんへの対応については正解。
でも、『 jewelry 』の英語発音としては不正解です。
ジュエリーには興味ないんだよね、私
がんばった自分へのごほうびに
ジュエリー買っちゃう!
・・・など、「ジュエリー」という言葉は、「宝石」より幅広く使われている印象があります。
せっかくのこの機会に、ネイティブ発音を身につけましょう。
バイリンガルのクロエです。この記事では、口周りの使い方・声を出すイメージなど発音方法をくわしく解説します。
英語と日本語両方を使って育ったからこそわかる、日本人にピンときやすい表現を使って説明しますね。ネイティブ発音、ぜひ体験してみてください。
それでは、Let’s get started!
jewelryの発音はジュエリーではない
jewelry
よく見ると、いかにも発音がむずかしそうなスペルですね。L と R が並んでますもの!
あなたはどのように発音していますか?
え?え?
ジュエリーだよね?
そう思って当然です!
日本語として幅広く使われていますものね。ゴメンなさい、でも違います。
いや、キミキミぃ!
LとRどっちも入ってるでしょうがっ。
「ルル」を発音しないと。
ジュエルルルルリ..激ムズ!
惜しいっ!でもルルリ~って、むずかしすぎますよね。
これは実際にアメリカ人がしている発音方法ではありません。
次項から、くわしく解説していきます。
※この記事ではアメリカ英語での発音方法を解説します。
jewelryの発音の仕方
アメリカ人は
ジューゥリィ dʒuːəlri
と発音します。
ざっくりとカタカナで表すと「ジューゥリィ」ですが、ネイティブ発音に近づくためには、少々コツが必要です。
さっそく一緒にやってみましょう!
発音方法
「大きく口を動かす・大きい声を出す」という固定概念は一旦忘れて
舌はリラックス、肩の力を抜いてください。
日本語を話すときのように自然体でいきましょう。
準備できた~?
それじゃあ始めるよー
- 「ジューゥ」+「リィ」と発音するイメージを持ってください。
- 疲れたあなたにビールが運ばれてきます。
泡を見て、ハイ、一言どうぞ。
『あ~シュワシュワだあ~。』
その気の抜けた「シュ」の口に音を乗せたのが「ジュ」です。
「週刊誌」などの「シュ」より歯と歯の間が広めに開いていますよね。
その開きが、続く「ーゥリィ」を自然に発音するポイントです。 - 「ゥ」は jewelry のLの音だと捉えてください。
「ジュ」と発音し、音を伸ばしながら舌を少し奥に引きます。
そこまでが「ジュー」。
その舌を前歯裏の付け根あたりへ軽く触れさせます。
これが「ゥ」の部分。 - 「ゥ」と発音してすぐ、舌の(縦に割った場合の)真ん中あたりをへこませるイメージで「リィ」。
(舌の両側側面を上の歯に近づけるイメージでもOKです。)
発音のコツ
- 「ジューゥ」の部分の口の形は、日本語の「ジュ」よりも力が抜けている
力が抜けていると、ジュとジョの間ぐらいの音が出る - 「リィ」は鼻に向かって音を出すイメージで
舌と口の中の上半分を使って、音を丸めて作り出す感じで
作った音を鼻に送り出すイメージを持って
今回出てくるLの音は、light や list などに出てくる「クリアに出すL」ではありません。
Lには、クリアに発音されるライトL、曖昧に発音されるダークL、の2種類があります。
今回は曖昧に発音されるダークL。
舌を前歯の付け根(歯茎)に軽く触れさせる、または近づける動きによって軽く発音します。
アメリカ人は一見、Lを発音せず joo-ree と発音しているように聞こえますが、実際は jool-ree と発音しています。きちんと発音されないLであっても、舌の動きにより音に変化が加わります。jool-ree と joo-ree では違うんです。
なので、L=「ゥ」の部分は、ぜひ省略せずに発音してくださいね。
ライトL・ダークLについては、別記事で詳しく解説しています。
まとめ(クロエのつぶやき)
今回は jewelry の発音方法について解説しました。
曖昧な「ゥ」に近い音のダークLが登場しましたね。
「ダーク」といっても決して悪いヤツ、ややこしい先輩ではありません。
仲良くなってこちらに引き入れれば、英語を話すときの強力な味方となってくれます。
リラックスしている方が発音しやすいので、決して力んで戦おうとしないことっ。
口周りをガチガチに固めず、自然体で挑んでください。
「ジューゥリィでもプレゼントして許してもらうかあ~。」
「私、ジューゥリィには興味ないんだよね。」
はい、100点。
どんどん使ってください!
記事がお役に立てればとってもハッピーです。