学校で習った発音と、ネイティブの会話で聞こえてくる発音が違う単語ってありますよね。
今回解説する February もその中のひとつです。
バイリンガルのクロエです。この記事では、口周りの使い方・声を出すイメージなど発音方法をくわしく解説します。
英語と日本語両方を使って育ったからこそわかる、日本人にピンときやすい表現を使って説明しますね。ネイティブ発音、ぜひ体験してみてください。
それでは、Let’s get started!
英語はかっこいい言語です。そしてあなたの世界を広げてくれるツール。
まずは音を少しずつ自分のものにして、英語の雰囲気を掴んでいきましょっ。
アメリカ人はFebruaryをこう発音する
チョコレートが街中にあふれかえる2月。
February
あなたはどのように発音していますか?
ププ..なに言ってるの?
「フェブルアリー」に決まってんじゃん
はい、間違いではありません。
学校でもそう習いましたよね。
でもほとんどのアメリカ人はそう発音しないんです。
大多数のアメリカ人が実際にしていて、とっても簡単な発音方法をご紹介しますね。
Februaryの発音の仕方
大多数のアメリカ人は
フェビュアリィ fébjuèri
と発音します。
Februaryにある2つのRのうち、1つ目は発音しません。
Feb-roo-air-yee ときっちり発音するネイティブもいますが、ごく少数です。
複数のrがあまりにも近いと発音しにくいため省略が起こる、という現象です。
「フェビュアリィ」と発音する人があまりにも多いため、発音通りに「Febuary」と間違って書くアメリカ人もいるほど。
どの言語も、実際に使われているうちに変化が起こるものです。いずれ1つ目のRを発音しない方が正式な発音とされる日が来るかもしれませんね。
それでは、発音の手順をくわしく解説します。ネイティブ発音、ぜひ体験してみてください!
発音方法
日本人は英語を発音するとき、
ハキハキと大きく口を動かす傾向があります。
大きく使うのは、口の外側ではなく、『口の中』
口周りやアゴに力を入れすぎずリラックスしてね!
- 発音は「フェ」+「ビュアリィ」のイメージで。
- ぼ~っとしながら何かを思い出した時の「あ…。」の口を作ってください。
小さい口ですよね。
「フェ」の時の口の横幅はそのサイズです。 - 口のサイズはそのままで口角をほんの少しキュッとして下さい。
ヒヨコちゃんみたいな口です。
上の前歯を下唇の内側に当てて弾きながら「フェ」
口は縦方向になら開いてもOK。(口角は少しキュッで。)
鼻に向かって斜め上に声を出すイメージで。 - 「ビュ」と言ってすぐ、その音を口の奥に引っ込める感じで「ア」
その「ア」は「ビュ」の時の口の形を保ってね。 - 舌を少し奥に引いて、舌の縦割りの真ん中あたりをへこませるイメージで「リィ」
(舌の両側を上の歯に近づけるイメージでもOK。)
発音のコツ
- 「フェ」にストレスを置き、残りの息を使って「ビュアリィ」
- 声を出す方向
「フェ」→鼻を通すイメージで斜め上
「ビュアリィ」→口の中 - 「フェ」の頭のFの発音の時、唇は噛みません。
上前歯を下唇の内側に軽~く当てます。
下唇の「口紅を塗らない部分」です。
(男性のみなさん、ご想像くださいね♡)
ヒヨコちゃんの口をしているので自然にその部分に当たります。 - 「ビュアリィ」の「ア」の発音と同時に、「リィ」の舌の形を作っておく。
そのまま軽く「イ」と言えば、勝手にRの音が入り「リィ」になります。 - 口の横幅は最初から最後まで変えません。
口角を少しキュッとしたヒヨコちゃん口で。
(アヒル口はやりすぎですよ。)
コツがいっぱい~
やってみよー
まとめ(クロエのつぶやき)
今回は Febuary の発音方法について解説しました。
日本人を悩ませる「R」の発音。ネイティブも連打されると「ええいっ、しんどいわっ!」ってなるんですね。
Rの発音をひとつサボっていい分、ハードルがぐっと下がりました。
ネイティブ発音のコツは口周りをリラックスすること。発音の手順を参考に、アメリカ英語の口の動きを体験してみてください。
記事がお役に立てればとってもハッピーです。