worldの発音は難しい？もう出来ないとは言わせません！【詳細解説】

2023-09-21

world という単語。
日本人が苦手とする発音が満載の言葉です。

ネイティブの口元を穴があくほど観察したり、お手本を聞いて何度もリピートしたり。
何をやっても上手く発音出来なかった経験はありませんか？

正直、口の中をどう動かしているか理解していなければ、発音がむずかしい単語です。

日常会話に頻繁に出てくる「世界」というビッグな言葉。理解して、こちらへ引き入れてしまいましょう。

バイリンガルのクロエです。この記事では、口周りの使い方・声を出すイメージなど発音方法をくわしく解説します。
英語と日本語両方を使って育ったからこそわかる、日本人にピンときやすい表現を使って説明しますね。ネイティブ発音、ぜひ体験してみてください。

クロエ

それでは、Let’ get started!

worldの発音、どう練習してる？

英語発音界のお偉いさん、world

今までどのように発音を教わりましたか？

「ワールド」
じゃないことは知ってる！
音はわかるんだけど..ムズイ..

そう、RやＬ、英語らしい音が盛りだくさんで、
子どもの頃ふざけてネイティブ風に発音してみた時も、何か違うと思ったのでは？

were + old　って言えばいいって教わったよ。
..やってみたけど、なんか違う。
もういい..worldのことは忘れる..
ゴメンネヨワクテ.‥

わーーーー！殻に閉じこもらないでー！
あきらめないでください！

were + old のイメージを持つ、よくそのように指導されています。私は大きくイエスです。
でも「were」「old」これら自体の発音を理解していない場合は、できなくて当然。

なので、少しずつ順を追ってやってみましょう。
手の届かないワードだと思わず、リラックスして挑んでくださいね。

それでは次項で、くわしく解説します。

※この記事ではアメリカ英語での発音方法を解説します。

アメリカ人は

ゥワーlｄ　　　　　wə’ːrld

と発音します。

わかります！ややこしそうな響きですよね。
でも、身構えないで、気軽に取り組んでみましょう。

私が気づいた日本人にありがちな発音のパターンは、次の2つです。

意外なことに、日本人の指導者の中にもこれらのケースに当てはまる方々がおられます。
こもった音になるのは問題ないですが、word という違う言葉が相手に伝わってしまうのは問題です。
この2点、特にLの発音についての注意点は頭の片隅に置いておいてください。

　
　舌をリラックスさせることが
　ネイティブ発音のポイントです。
　準備はいいですか？

ハッピーバースデ～。
さあ、ろうそくを吹き消して下さい。

フーッ🕯🕯🕯

その口、日本語のウより小さく、口角にキュッと力が入っています。

それが最初の「ゥ」の口の形です。
口角をキュッとしたまま、小さい花を咲かせるように「ワ」。
（ヒヨコの口みたいに口角を軽くキュッとした小さな「ア」の口で。）

その時、舌は少し奥に引いた状態から始めます。
はい、「ゥワ」。

舌を少し奥に引いていること、口角をキュッとしていることで、
日本語の小さい「ワ」より、深く奥行きのある音が出ます。
舌の（縦割りの）真ん中をへこませて、「ゥワ」の音を伸ばします。
それが、Ｒの部分です。
（舌の両側を上の歯に近づけるイメージでもＯＫ。）
舌先を上前歯裏の付け根に付けて「Ｌ」。
その舌を軽く弾きながら「 D 」。

弾きながら発声すると、自然に母音の入らない「 D 」の音が出ます。
日本語の「ドゥ」みたいな母音の入った音になっていたら、あなたは何かスーパープレイをしてしまっているはず。
あくまでも、流れにまかせて舌を弾いて発声するだけです。

という感じです。